リーガルウエディング基礎講座

リーガルウエディング基礎講座

リーガルウエディングとは、「legal=法的な、合法の」という名の通り、その国の民法で定められた挙式スタイルのことです。挙式当日は地元の市民や信者さん同様に、民法で定められた資格を有する司祭のリードによって、法の規定通りに結婚を誓って婚姻証明書を取得し、帰国後にその原本と和訳を市町村役場に届け出て入籍をする手順になります。それにより、日本の戸籍にも挙式日に遡って「○○国方式により婚姻」と記載され、両国に実際の挙式日での婚姻記録が残ります。国によって条件などは異なりますが、ポイントを踏まえ、憧れの国でのリーガルウエディングを叶えましょう。

リーガル挙式プラン

宗教式 無宗教式
司祭
(法定立会人)
  • キリスト教ほか各宗教の司祭権がある聖職者
    ※アジア、アフリカは複数の宗教の司祭が公認されている場合が多い
  • 市議会議員、評議員
    (主にヨーロッパ、アフリカ、中南米)
  • マリッジコミッショナー、セレブラント
    (主に北米、カリブ、オセアニア、アジア)
司式の内容
  • キリスト教の場合:
    バージンロード入場、神の名における結婚の誓い、指輪の交換による誓い、ベールアウトしてキスと宣言
  • 各宗教の伝統に基づく司式
  • 市庁舎では、夫婦の義務と権利に関する民法の条文に基づく結婚の契約
  • マリッジコミッショナーやセレブラント司祭では、ふたりの自由意志による結婚の誓い
会場
  • ヨーロッパや中南米では、ほとんどが各教区の教会内
  • 北米、カリブ、オセアニア、アジアなどでは、教会内のほか、希望の場所へ出張してくれる場合もある
    (ホテル、古城、スキ−場、ワイナリー、クルーザーなど)
  • 市議会議員や評議員司祭では、市庁舎など市の公共施設
  • マリッジコミッショナーやセレブラント司祭では、条件が合えば希望の場所に出張してくれる
    (自宅、海底、熱気球など)
条件
  • カトリック挙式は、洗礼と結婚講座の受講が原則
  • プロテスタント、アングリカンなどは地域や教会により、洗礼や講座受講の義務を軽減してくれる場合もある
    ※ヨーロッパや中南米は、アメリカやオセアニアに比べて宗教上の義務が厳格
  • 婚姻要件具備証明書(未入籍で婚姻能力を有する証明書)と身分証明書(パスポートなど)があれば可能
  • ※国や州により、住民以外の挙式には必要な書類、滞在日数、納税の義務などの条件が異なる
     (宗教式の場合も同じ)

※データは2013年12月現在のものです。変更される場合がありますので、お申し込み前にご確認ください。
※費用=申請実費+手続代行料

スウェーデン

ノーベル賞授賞式で有名なストックホルム市庁舎は、毎週土曜日だけ立派な本庁舎でできるため希望者が多く、早めの予約が必要です。

婚姻要件
具備証明書
戸籍謄本
(抄本)
除籍謄本
(再婚の場合)
費用
55,000円

※挙式5日前までに入国(平日なか4日必要)

オーストリア

ウィーンでは本庁舎ほか、各地区の区役所でも挙式可能。ザルツブルグのような観光地より、チロルの小村での温もりある挙式も魅力です。

婚姻要件
具備証明書
戸籍謄本
(抄本)
除籍謄本
(再婚の場合)
費用
65,000円

※挙式前に平日なか1日必要

ブリティッシュ・コロンビア州

パスポートがあれば人口統計課で容易にマリッジライセンスを取得可能。信者以外でも出張してくれる牧師先生がいて選択肢の広い州です。

婚姻要件
具備証明書
戸籍謄本
(抄本)
除籍謄本
(再婚の場合)
費用
× × × 24,000円

※パスポートのみ必要
※申請料は別途現地精算

ニューヨーク州

マンハッタンには、貧民街のゴスペルが素晴らしい教会から大富豪が集うプライベートな教会までさまざまな階層ごとの教会があります。

婚姻要件
具備証明書
戸籍謄本
(抄本)
除籍謄本
(再婚の場合)
費用
× × × 45,000円

※パスポートのみ必要

アイスランド

ヨーロッパで唯一、洗礼や講座の受講義務なしでリーガル挙式を行える教会がある国。オーロラや白夜に包まれる神秘的な体験もできます。

婚姻要件
具備証明書
戸籍謄本
(抄本)
除籍謄本
(再婚の場合)
費用
65,000円

スコットランド

4つの国で婚姻法が異なる英国の中でリーガル挙式の受入れ条件が一番緩いのがスコットランド。バグパイプやキルト、マナハウスが特徴。

婚姻要件
具備証明書
戸籍謄本
(抄本)
除籍謄本
(再婚の場合)
費用
要問合せ

※英国大使館でマリッジビザを取得
※申請料は別途ご本人のクレジットカード精算

ニュージーランド

プロテスタントの移民国だけに、教会を中心とした英国的な街並とガーデニングが美しい。教会のリ−ガル挙式に選択肢が広い国です。

婚姻要件
具備証明書
戸籍謄本
(抄本)
除籍謄本
(再婚の場合)
費用
× 65,000円

※挙式当日が休日の場合、平日なか1日必要

バハマ

世界有数のピンクサンドビーチにコミッショナーが出張してくれる。足跡一つないサラサラの砂浜とカリブ海の青さが永遠の記憶に残るでしょう。

婚姻要件
具備証明書
戸籍謄本
(抄本)
除籍謄本
(再婚の場合)
費用
65,000円〜

マルタ

市の評議員が市庁舎以外にも出張してくれるため、地中海を望むテラスや中正の城塞で美しい情景を眺めながらリ−ガル挙式ができる。

婚姻要件
具備証明書
戸籍謄本
(抄本)
除籍謄本
(再婚の場合)
費用
60,000円

※ご本人による公証役場での認証手続きが必要です(有料)

スロヴェニア

湖畔の瀟洒な市庁舎でリーガル挙式後、湖上の由緒ある教会でブレッシング。馬車で古城に登り、湖の自然美を一日堪能できる超穴場。

婚姻要件
具備証明書
戸籍謄本
(抄本)
除籍謄本
(再婚の場合)
費用
55,000円

ケニア

評議員がチャペルやサバンナにも出張してくれるので、野生動物や少数民族たちとほかでは考えられないスケールの演出を堪能できます。

婚姻要件
具備証明書
戸籍謄本
(抄本)
除籍謄本
(再婚の場合)
費用
× × 40,000円

※挙式5日前までに入国(平日なか4日必要)

モンゴル

結婚宮殿長官が、モンゴル民族の誇りを掲げ厳粛に宣言します。伝統音楽の調べと大草原の緑の香り、満天の星空がふたりを祝福します。

婚姻要件
具備証明書
戸籍謄本
(抄本)
除籍謄本
(再婚の場合)
費用
× × 55,000円

※健康診断書、無犯罪証明書、写真1枚

出発前
  • 婚姻具備証明書が必要な国では、翻訳と外務省・大使館での認証手続き等のため、出発2ヵ月前までに書類を揃えます。
  • 戸籍謄本などの日本の公文書は有効期限3ヵ月が多いので、申請時に失効していないか要注意(書類提出の1〜2ヵ月前の取得が好ましい)。
  • オーストラリアのように申請時に新郎・新婦が日本の大使館に出頭し、領事との面談を必要とする国もあります。
渡航中
  • 挙式前に新郎・新婦がお互いに結婚の意志があるか、法的に婚姻の障害はないか、本人の身元確認のため、役所への出頭が必要。
  • 上記の手続きを挙式当日までに保険局で行なえばよいアメリカやカナダの一部の州、前日までに市庁舎に行けばよいイタリアなどでは、役所の休日に注意しておけば直前の入国ですみますが、30〜90日前までに本人の確認が必要な国や州もあるので、必要滞在日数と現地の休日を要確認。
帰国後
  • 各国の婚姻証明書原本に和訳(代理申請業者が作成)を添えて、住民登録のある市町村役場に提出します。婚姻証明書を即日発行してくれる場合は帰国後数日で入籍できますが、1〜3ヵ月後に送付される国の場合、その分入籍の時期が遅れます。

リーガル挙式プラン

Top